k-forumニュース・コラム

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工務店フォーラム ニュース━━━━━━

『　みんなの工務店　技術と未来　』
K-Forum ニュース No.123(2022/08/23号)
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お墓を解体して更地にし、寺などの墓地管理
者に返還する「墓じまい」が増えているそう
です。その要因は「後を継いでくれる子供
(男子)がいない」「地方では過疎化が進ん
でいる」など。またお墓に対する価値観の多
様化や承継を前提としないお墓の登場で「子
や孫に負担を掛けたくない」「無理して墓参
りしなくても良い」と考える人が増えた事も
要因のひとつのようです。
しかし、「墓じまい」で終わりではなく、そ
の後骨壺を何処に置くか等、やる事はまだ有
り選択肢もたくさんある事を留意しなければ
なりません。

_/_/_/_/_/_/_/目次↓

1. 高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
第59回は【ジャン・プルーヴェと大型パネル】です。 

住まいに関わるホットな話題を、高口代表
(早稲田大学創造理工学部建築学科教授)が
解説します。

2.オンラインサロン(Zoom利用)
「現場監督養成講座」を新入社員、経験の
浅いスタッフ向けに再構成。

※社内教育に大いに役立ちます
※新入社員必見・現場監督の悩みを解決

3. 100%地震保証の会　始動
万が一の地震で倒壊しても請負金額の100%
の補償が受けられます。

4.スタッフコラム
理事;鈴木 強

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■【1】高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
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第59回は【ジャン・プルーヴェと大型パネル】です。

お盆明けの最初の仕事の会場が豊洲。近くに
東雲キャナルコート(山本理顕や隈研吾が設
計を担当した団地)があるので、20年を経て
どうなったか、立ち寄って見ようと思ったの
だが、移動の車中で担当者発熱につき、打合
せ中止の連絡。
東京駅で途方に暮れたのだが、東京都現代美
術館の「ジャン・プルーヴェ展」(10月16日
まで)をやっていることを思いだし、禍転じ
てということで、タクシーに乗った。
東京都現代美術館は、木場公園の北端の不便
な場所にある。吉阪展の時は久しぶりという
こともあり、電車を乗り継ぎ最後は歩いて向
かったが、今回は小雨ということもあった。
ジャン・プルーヴェは、僕ら世代からすると
家具デザイナーの印象が強いが、家具を起点
として新しい素材であったアルミの建築を、
アルミ会社と組んで世に送り出す。時代のニ
ーズと技術を組み合わせて、兵舎、仮設住
宅、ガソリンスタンド、航空会社をクライア
ントに、自ら量産化のための会社を立ち上げ
て、その要求に応えていく。途中、会社を追
い出されたり、復活したりと、なかなか波瀾
万丈な人生である。パリのポンピドーセンタ
ーの審査員長がプルーヴェだったことをそこ
で知る。なるほど、こういう人だからピアノ
やジャース、フランキーニを選べたのだ。
その建築なのだが、モジュール化された工業
化建築(自分の向上で大量生産した)で、あ
れ、これって日本でもよく見る構法だな〜。
縦横の順番の違いはありそうだが、軸組を建
ててその間をパネルで埋めていく。時代から
か断熱や熱橋は考慮されていないようだ。積
水ハウスがいわゆるプレファブ住宅をはじめ
るのは1960年代以降、本格化するのは1970年
代に入ってからなので、プルーヴェがアルミ
のプレファブ住宅をフランスやアフリカで作
っていた1950年代から20年は遅いことになる。
その歴史を知る僕らからすると、構法的には
既視感(順番は逆だが)があるが、そのアル
ミの美しさや面の取り方などは、日本のプレ
ファブ住宅とはまったく別者といってよい。
プルーヴェに関する著作もある山名善之先生
のFBを読むと、それが美学のありなしなのだ
という。
さて、70年を遅れて木造軸組住宅の工業化に
取り組んでいるわけだが、今のところ美学が
どうのというような議論はしていない。だが
しかし、声高には言わないにしても、そこに
美学を込められるかどうかは、社会に受け入
れられるかどうかに大きな影響を持つかも知
れない。つまり皆が見たとき、Wao! という
ような何があるか。そういう意味も含めて、
早稲田での実証住宅の設計は伊礼智さんにお
願いしたのだと思うが、現在、量産化/一般
化のフェーズに入ろうとするなかで、もう一
度考えてみるべきテーマではないかと思う。


■【2】オンラインサロン
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「現場監督養成講座」の23編を上映しなが
ら、さらに詳しい解説を中里理事が行います。

工務店や住宅会社、設計事務所などは、意外
と若いスタッフたちを教育する場を持ててい
ないことが多いですが、この実際の現場を収
録した動画と解説で、多くの実務が学べます。
リハーサル風景です↓↓
https://youtu.be/PSPtiHTdIvw
★次回は-->>第5回目;9月13日(火)15:00〜
「上棟式編、FRP防水・ベランダ板金・屋根
工事編、上棟(中間)検査編」

全23編を10回に分けて毎月解説し、質疑や
相談に応じます。
↓2022年度のスケジュールです。(15:00〜16:30)

第1回目(4月5日);「地鎮祭・地盤調査・仮設工事編」
第2回目(5月10日);「地盤改良工事(柱状改良&鋼管杭)編」
第3回目(6月7日);「基礎工事編1〜3」
第4回目(7月5日);「建て方編、防腐防蟻処理編、現場整理・養生・金物編」
------ (8月はお休みです)------
第5回目(9月13日);「上棟式編、FRP防水・ベランダ板金・屋根工事編、上棟(中間)検査編」
第6回目(10月4日);「窓取付・防水工事編、配管・配線工事編」
第7回目(11月8日);「断熱工事編、壁・窓枠・天井工事編」
第8回目(12月6日);「外壁工事編、内装工事編」
第9回目(1月10日);「外構工事編、家具・建具造作編」
第10回目(2月14日);「完成編」

参加希望の方は (←コピペでお願いします)までご連絡ください。

開催日数日前に Zoom URLを E-Mailでご連絡します。
(イベントはレコーディングを行います。
記録動画は工務店フォーラムで活用させて頂きます)

会員企業様からの参加は無料、
一般の方は3,000円/回を予定しています。


■【3】100%地震保証の会　始動
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「wallstat保証」と「大型パネル」を融合
させた新しい木造建築の在り方、それが
「100%地震保証の会」が提案するスキームです。

大型パネルの精度に加えて、wallstatに裏打
ちされた圧倒的な耐震性能を有し、なおかつ
「wallstat保証」により万が一の地震で倒壊
しても請負金額の100%の補償が受けられます。

協賛企業と提携し説明会を実施します。
※次回日時・開催場所は、決まり次第ホーム
ページに掲載いたします。

詳細はこちらから↓↓
https://the-bars.com/exhibitor/jishinhosyonokai/

※入場料3,000円ですが、ご希望の方には
無料の招待券を差し上げます。事務局まで
ご一報ください。


■【4】スタッフコラム(理事;鈴木 強)
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地球温暖化と2方向窓

地球温暖化が激しい。今年は6月から暑く、
7月も連日の猛暑、今や日本列島の夏は激し
い暑さに襲われる。一方で東京では、ここ何
年も雪で車が動けなくなるような、積雪は発
生していない。
変化は住宅産業に一体何をもたらすのか。
省エネ基準の義務化、断熱のレベルアップに
よって、住宅の断熱対策は進んでいるが、暑
さ対策は手付かずになっているように見え
る。ところが、住宅デザインには変化が見ら
れる。
従来、居室には2方向に窓を配置し、通風と
採光をよくするのが常識だった。南面は目い
っぱい開口とする。東南の角部屋はもっとも
良い部屋とされた。しかしこの猛暑で、あえ
て南面全てを開口にしない、居室の窓は1か
所というデザインが増えてきた。
伝統的設計者の反発はあるものの、窓の小さ
く少ない家は確実に増加している。特に伝統
的価値観にとらわれない若年層向けの住宅デ
ザインではもはや新常識となっている。
これ以上温暖化が進むと、南側から太陽光を
取り入れることそのものが避けられる時代に
なるかもしれない。安価な外付けブラインド
なども成長商品となるかもしれない。
あなたは、温暖化時代の住宅デザインをどう
する? 

■編集後記
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先日、アップルウォッチを石床の上に落とし
てしまい、表面ガラスにヒビが入ってしまい
ました。ネットで修理見積もりをしてみる
と、何と!31,400円。新品が新たに買える程
なのでした。明らかにメーカーはリユースす
ることは推奨していないですね。「直すより
新たに買え!」と 。
まだ使える廃棄物が増えて行く事になります
が、企業の姿勢としてもいいのでしょうか?
(中里)

【K-Forum ニュースは、(一社)工務店フォー
ラムの代表理事から事務局スタッフまで、お
伝えしたい事や最新ニュースを<隔週火曜日
に>お届けしています。】

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