k-forumニュース・コラム

 ◆がんばる工務店を応援する!
工務店フォーラム ニュース━━━━━━
『　みんなの工務店　技術と未来　』
K-Forum ニュース No.134(2023/1/24号)
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_/_/_/_/_/目次↓
1.高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
住まいに関わるホットな話題を、高口代表
(早稲田大学創造理工学部建築学科教授)が
解説します。

第70回は「住宅の高性能化・義務化がもた
らす影響」です。

2.オンラインサロン(Zoom利用)
「現場監督養成講座」を新入社員、経験の
浅いスタッフ向けに再構成。

※社内教育に大いに役立ちますよー!
新入社員必見

3. 超高耐震住宅ボランタリーチェーン
「100%地震保証の家」会員募集中
無料WEBセミナー開催中

4.スタッフコラム
理事;浅葉 健介
【断熱×気密×換気、パート2】
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【1】高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
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第70回は住宅の高性能化・義務化がもた
らす影響です。

毎年1月末には、住宅の着工戸数が国土交通
省から発表されます。2021年は前年の反動も
あって、それまでの減少傾向から一転増加し
て戸数で89万戸でした。
そのうち戸建ては47万戸。2022年は、物価
上昇や金利上昇はあったのせよ、それまでの
傾向からすると、ほぼ同水準になると思いま
す。
この戸建て住宅の大凡3/4は地域の中小工務
店が作っている訳で、その役割は依然重要です。

なぜ中小工務店が大手ハウスメーカーに淘汰
されず生き残れたかは、様々に議論されてき
ましたが、大きいのは木造軸組造という融通
無碍な武器をもって、お客のニーズを徹底的
に掬って応えてきたからに他なりません。

一方で、1月17日のクローズアップ現代で、
「実は危ない!ニッポンの“寒すぎる”住ま
い」が放送され、住宅の質が厳しく問われま
した。正確には、「寒すぎる日本の”古い
“住まい」というべきだと思いますが、これ
はまさに、ニーズに対して融通無碍に(そし
て安価に)応えてきた結果で、大いに責任も
あるわけです。

2025年までには、断熱性能の義務化も行われ
ますし、東京都では併せて太陽光パネルや太
陽熱の設置義務化も始まります。自主的な取
り組みや市場の圧力だけでは足らん、間に合
わん、ということですが、これは「寒すぎる
家はもう作らせない」ということに他なりま
せん。そしてこのことは、融通無碍に作って
きた工務店の武器に箍をはめることでもある
わけです。開放的で大きな掃き出し窓は魅力
的ですが、これまでのような値段では作れな
い。高性能で大きな窓は高価なので、窓を小
さくする“ポツ窓”化も見られます。これで
はハウスメーカーとの差はますます小さくな
ります。

業界全体で見れば、省エネ基準への適合、
ZEH化ではハウスメーカーが中小工務店に先
行しています。単に追いつくだけはない、強
みを活かした勝ち残り策を追求すべきだと思
います。


【2】オンラインサロン
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「現場監督養成講座」全23編を上映しなが
ら、更に詳しい解説を中里理事が行います。

工務店や住宅会社、設計事務所などは、若い
スタッフたちを教育する場を持てていないこ
とが多いですが、この実際の現場を収録した
動画と解説で、多くの実務が学べます。
リハーサル風景です↓↓
https://youtu.be/PSPtiHTdIvw
●次回は-->>第10回目(2月14日火)15:00〜16:30
「完成編」

全23編を10回に分けて毎月解説します。
↓2022年度のスケジュールです。(15:00〜16:30)
こちらをクリック(15:00〜16:30)

	• 第1回目(4月5日);「地鎮祭・地盤調査・仮設工事編」
	• 第2回目(5月10日);「地盤改良工事(柱状改良&鋼管杭)編」
	• 第3回目(6月7日);「基礎工事編1〜3」
	• 第4回目(7月5日);「建て方編、防腐防蟻処理編、現場整理・養生・金物編」
	• ------(8月はお休みです)------
	• 第5回目(9月13日);「上棟式編、FRP防水・ベランダ板金・屋根工事編、上棟(中間)検査編」
	• 第6回目(10月4日);「窓取付・防水工事編、配管・配線工事編」
	• 第7回目(11月8日);「断熱工事編、壁・窓枠・天井工事編」
	• 第8回目(12月6日);「外壁工事編、内装工事編」
	• 第9回目(1月10日);「外構工事編、家具・建具造作編」
	• 第10回目(2月14日);「完成編」●次回です!

参加ご希望の方は (←コピ
ペでお願いします)までご連絡ください。
開催日数日前に Zoom URLを E-Mailで
ご連絡します。

会員企業様からの参加は無料、
一般の方は3,000円/回を予定しています。

【3】超高耐震住宅ボランタリーチェーン
「100%地震保証の家」会員募集中
「デザイン×超高耐震」
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デザイン住宅の商品が使えるだけのFCやV
Cは多くありますが、工務店フォーラム協賛
会員の大型パネルのウッドステーションと工
務店支援事業のマスイデアがコラボしたVC
は他とは少し違います。
注文住宅事業を徹底的に合理化し、SNS集
客、35-40歳に向けたターゲットを集客し、
BIM設計をすることで、来場から引き渡し
までを5ケ月で終わらせ顧客満足度も高い、
全く新しい住宅ビジネスプラットフォームを
提供するものです。

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さらに自由設計フリープランの住宅にも対応
します。
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お問い合わせより申し込みください。
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次回は;1月26日(木)16:00〜18:00
(2月以降は;2/24　16:00〜18:00、
3/23　13:30〜15:30となります)

モデルハウス見学可能です。埼玉県八潮市
工務店フォーラム耐震研究所内


【4】スタッフコラム
(理事;浅葉 健介)
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【断熱×気密×換気、パート2】
昨年9月のコラムで、日本ボレイト埼玉事業
所内に建てられたモックアップ2階の仕事部
屋で、換気の重要性を思い知らされたことを
書きました。今回は後日譚です。
ルフロ400(第三種換気システム、日本住環
境)を設置してCO2濃度が安定したのですが、
冬になって新たな問題発生です。
モックアップは工場の中に建っています。工
場は寒いので、社員は開放式ストーブを焚
く。すると、仕事部屋のCO2濃度があっとい
う間に2000ppmを越えてしまいます。
要は、モックアップの気密性が悪く、ルフロ
を回しても給気口からのフレッシュな空気だ
けではなく、躯体の隙間からCO2たっぷりの
空気を吸い込んできているわけです。
こりゃたまらんと、できる限りの穴を塞ぎ、
なんとか1300ppmほどで安定させることがで
きましたが、もうそれ以上は不可能です。
今回は、気密層にアプローチできるタイミン
グで気密性をきちんと確保しておくことがと
ても重要だということを思い知らされました。
ロングライフハウスTMツアーで体験できます
ので、ぜひ。→ https://longlifehouse.jp/



■編集後記
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私の散歩コースのひとつに、池上本門寺があ
ります。今、加藤清正公堂の再建中で3層の
小さ目なお堂ですが、総工費は3億円だそう
です。
木造伝統建築である社寺には、各部位に細か
く名称が付けられています。なぜ細かく部品
が分けられているのか?一見すると同じよう
に見える「柱」や「角材」でも、その役割は
異なり、一部位一部位が変わりの効かない、
それぞれ固有の役割を持つために個別名称が
付けられていて、それは社寺建築の技術の発
展、装飾の発展と密接に繋がっているそうです。
屋根に関する部位名だけでも、こんなにあり
ます。
母屋(もや)、丸桁(がぎょう)、地垂木(じだ
るき)、桔木(はねぎ)、手挟(たばさみ)、打
越垂木(うちこしだるき)、向拝桁(こおうは
いけた)、裏甲(うらこう)、茅負(かやお
い)、木負(きおい)などなど、、、。大変な
知識と技術が必要です。
しかし、この現代に伝統建築を再建出来る工
務店があるのが素晴らしいです。大和田社寺
工務店さん。たぶん、いや決して相見積もり
して勝ち取ったわけではないでしょうね。だ
って、競合できる地元工務店なんて居ないと
思いますし、笑。(中里)

【K-Forum ニュースは、(一社)工務店フォー
ラムの代表理事から事務局スタッフまで、お
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に>お届けしています。】

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