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工務店フォーラムニュース━━━━━━
『 みんなの工務店 技術と未来 』
K-ForumニュースNo.176 (2024/9/17号)
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目次_/_/_/_/_/
1.高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
住まいに関わるホットな話題を、高口代表(早稲田大学創造理工学部建築学科教授)が解説。
第111回は「解築学(仮)のすすめ」です。
2.オンラインサロン(Zoom利用)
「現場監督養成講座」を新入社員や経験の浅いスタッフ向けに再構成
★次回:10月11日(火) 15:00~
3.スタッフコラム
事務局 吉井
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【1】高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
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第111回は「解築学(仮)のすすめ」です。
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地元の通学路に面し、長年空き家になっていた家屋が、数日前から解体工事が始まり、あっという間に更地になってしまいました。
古い家でしたが、特段古材を回収するというようなこともなく、グラップルで丁寧に壊されていました。
通学路的には目障りだった廃屋がなくなってすっきりしたのですが、なかなかに儚いものす。
昨年から大学も同僚に誘われ、解築学なるものに取り組んでいます。
東大名誉教授の松村先生を代表に、建築学会やら科研費やらから資金を集め、建てるだけじゃない建築のあり方を議論しています。
なので、解築学。解が築の前にあるのは、語呂もありますが、ストックが充実した日本では、このストックをどう解く(ほどく)のか? が先に重要でしょ、という問題意識によります。
建築の終わり、あるいは転生をどう考えるのか。前回のコラムも、そう考えれば解築学の一部ともいえます。
先ほどの空き家も、廃材はチップ化されて燃料やパーティクルボードの原料になったでしょうから、リサイクルはされています。
それ以外の廃棄物はあまり出ていませんでしたが、分別出来るものは分別されてリサイクルされたはずです。
しかし、その価値は新築の時の価値よりも大幅に下がってしまうので、有価であったとして解体処分費をまかなえるほどにはなりません。
このような元の価値より減ずるリサイクルをダウンサイクルと呼びます。
一方、元より高い価値のある製品に昇華することをアップサイクルと呼びます。
解築学は、建築のアップサイクルをどうやってそのシステムに組み込むかを考える学問ではないかと考えています。
このアイデアは何も新しいことではなく、例えば伊勢神宮の遷宮では、解体したお社の材料は、バラバラにして全国の神社に配られて、補修や記念品の材料として使用されます。
当然、お礼は伊勢神宮に支払われて、遷宮の資金にもなるわけです。
それから骨董品の世界では、平安京羅生門の瓦を転用した硯、なんていうのもよく登場します。
なにか物語を付けて価値を高めるのはよくある方法です。
しかし膨大にあるそうでない建物をどうすれば解築できるかには、新しい技術も仕組みもまだまだ研究が必要ではないかと思います。
【2】オンラインサロン
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「現場監督養成講座」専門家による詳しい解説付きで全23編を上映します。
工務店や住宅会社、設計事務所などは若いスタッフたちを教育する場を持てていないことが多いですが、
この実際の現場を収録した動画と解説で多くの実務が学べます。
▼サンプル動画はこちらから!
全23編を1年間で10回に分けて解説します。
※新たに組まれた2024年度の スケジュールです。(15:00〜16:30)
第1回目(4月19日):「地鎮祭・地盤調査・仮設工事編」
第2回目(5月17日):「地盤改良工事 (柱状改良&鋼管杭)編」
第3回目(6月14日):「基礎工事編1〜3」
第4回目(7月19日):「建て方編、 防腐防蟻処理編、現場整理・養生・金物編」
------(8月はお休みです)------
第5回目(9月13日):「上棟式編、 FRP防水・ベランダ板金・ 屋根工事編、上棟(中間)検査編」
第6回目(10月11日):←次回はこちら★「窓取付・ 防水工事編、配管・配線工事編」
第7回目(11月15日):「断熱工事編、壁・ 窓枠・天井工事編」
第8回目(12月13日):「外壁工事編、 内装工事編」
第9回目(1月10日):「外構工事編、家具・ 建具造作編」
第10回目(2月14日):「完成編」
参加ご希望の方は、info@k-forum.jp (←コピペでお願いします)までご連絡ください。
開催日数日前にZoomURLをE-Mailでご連絡します。
会員企業様からの参加は無料、一般の方は3,000円/回を予定しています。
【4】スタッフコラム(事業部 吉井)
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日課の料理が“日曜のお父さん料理”と言われています。どうも吉井です。
先日、肉のハナマサで豚の背油を買いました。当初1kgでいいかなぁなどと甘い考えでいましたがハナマサで出会った背脂は冷凍で2kgでした・・・。
もう、引き返せない。
そんな想いを胸に、咄嗟に友人に電話し「背脂煮るけど食べに来ない?」とお誘い。
半ば強引に友人を招いて背脂を煮ました。
家庭でしてはいけないであろう脂の香りがし、一気に「背脂を煮ているという背徳感」が全身を走ります。
なんだか肌もプルプルになった気が・・・
その場で200gほど食べましたが、茹でたキャベツとモヤシが一瞬で消え二郎系を食べたときの満腹感が我ら一向を襲いました。
半分ほど友人に託し、残りは冷凍し、現在カップ麺背脂トッピングを楽しむ毎日です。
誰か助けてください。
■編集後記
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半年以上放置違していたバイクのバッテリーが上がってしまいロードサービスを呼びました。
近所のバイク屋さんまで後ろをレッカー車が付いてきてくれましたが恥ずかしかったです。
そのまま1年点検とバッテリー交換とオイル交換をすることになりましたが、整備士のお兄ちゃんからは「またこの調子だと交換してもバッテリーが半年後にダメになるだろうから、定期的に乗ってください」と言われました。
病院の先生に不摂生について叱られているような気分になりました。
(峰)
★次回配信日 10月1日(火)11:00予定★
【K-Forumニュースは、(一社)工務店フォーラムの代表理事から事務局スタッフまで、お伝えしたい事や最新ニュースを<隔週火曜日に>お届けしています。】
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