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工務店フォーラムニュース━━━━━━
『 みんなの工務店 技術と未来 』
K-Forum ニュース No.186 (2025/2/4号)
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目次_/_/_/_/_/
1.高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
住まいに関わるホットな話題を、高口代表
(早稲田大学 創造理工学部建築学科教授)
が解説
第121回は「解-築学と古民家再生」です。
2.ウェビナーダイジェスト版配信情報
ゲスト講師:中谷岳史 助教
災害に強い家づくりシリーズ
工務店による水害からの再建支援のポイント
3.オンラインサロン(Zoom利用)
「現場監督養成講座」を新入社員や
経験の浅いスタッフ向けに再構成
★次回:2月14日(火) 15:00~
4.スタッフコラム
事務局 吉井
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【1】高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
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第121回は「解-築学と古民家再生」です。
建築学会の特別調査委員会に、「解体から始まる循環型建築学特別調査委員会」というのがあります。通称「解-築学」委員会。解築学のレクチャーシリーズとして、社会実装について議論しました。高口は昔取った杵柄、民家再生の社会実装について話しました。
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建築学会の特別調査委員会に、「解体から始まる循環型建築学特別調査委員会」というのがあります。通称「解-築学」委員会。
委員会では、レクチャーシリーズとして学会内での議論を公開していますが、先週行われた回は社会実装について。高口は昔取った杵柄、民家再生の社会実装について話しました。
「解体から始まる循環型建築」が枕ですので、主眼は解体されることを考慮せず既に存在する大量の建築ストックを、どのように資産として資源として次なる「築」につなげるかがテーマです。
高口はまず、メタボリズム、セキスイハイムM1から最近も含め、新陳代謝を織り込んだ新築建築のチャレンジが連綿と続いていることと、そのほとんどが失敗していること(だからそこ解-築学が必要となるわけですが)紹介しました。その反省をまずすべきではないか? ということで、「比較的」成功しているといえる古民家再生について話しました。ここでは新しい民家と区別するため、アンティーク、ビンテージの民家を古民家と称します。
古民家再生に取り組む団体は数多くありますが、1997年にNPO法人として設立された「日本民家再生リサイクル協会(現・日本民家再生協会)の変遷は示唆に富みます。高口はNPOへの組織変更時に理事としてこの団体を手伝っていました。高口のプレゼンは15分ほどですので興味のある方は、これから公開される動画をご覧ください。
その中で古民家再生を「町家再生」と「農家再生」に分け、その再生の価値の置き所が異なる点を指摘しました。町家再生は、いわば実利による再生です一方農家は、実利もさることながら、感情的な情熱、あるいは巨木から切り出れた大黒柱や梁、そこに宿る精神性/神秘性に置かれた価値が重要という指摘です。その価値の違いは、移築してまでも再生したいという強い動機が必要な民家バンクの「移築再生」案件は、ほとんどが農家であることに現れています。
果たして現代の解-築学では、社会実装において実利が必要で、どのような実利があるのか? という議論が行われているわけですが、果たしてそれだけ十分だろうか? あるいは「情」「愛着」のようなナラティブを今から作ることができるのか、あるいは設計時に仕込むことは可能なのか? そういうことが大事なのではないか? という視点をさせて頂きました。
他の講師のレクチャーもとても興味深いものでした。お時間ありましたら是非動画、ご覧ください。
※ まだ公開されていなので、URLをお示しできません。分かり次第お知らせします。
【2】ウェビナーダイジェスト版配信情報
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2024年12月4日(水)に開催された、
ゲスト講師:中谷岳史 助教
災害に強い家づくりシリーズ
『工務店による水害からの再建支援の
ポイント』
今回は、信州大学の中谷岳史 助教をゲスト
講師にお迎えし、「水害からの再建支援」を
テーマに解説いただきました。
近年増加している水害への備えや、被災後に
工務店がお客様のためにできることなど、
ここでしか聞けない貴重な内容が満載です!
本編ダイジェスト版配信動画!!
詳しくはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=SGBKA5fzMBk
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「現場監督養成講座」専門家による詳しい解説付きで全23編を上映します。
工務店や住宅会社、設計事務所などは若いスタッフたちを教育する場を持てていないことが多いですが、
この実際の現場を収録した動画と解説で多くの実務が学べます。
▼サンプル動画はこちらから!
全23編を1年間で10回に分けて解説します。
※新たに組まれた2024年度の スケジュールです。(15:00〜16:30)
第1回目(4月19日):「地鎮祭・地盤調査・仮設工事編」
第2回目(5月17日):「地盤改良工事 (柱状改良&鋼管杭)編」
第3回目(6月14日):「基礎工事編1〜3」
第4回目(7月19日):「建て方編、 防腐防蟻処理編、現場整理・養生・金物編」
------(8月はお休みです)------
第5回目(9月13日):「上棟式編、 FRP防水・ベランダ板金・ 屋根工事編、上棟(中間)検査編」
第6回目(10月11日):「窓取付・ 防水工事編、配管・配線工事編」
第7回目(11月15日):「断熱工事編、壁・ 窓枠・天井工事編」
第8回目(12月13日):「外壁工事編、 内装工事編」
第9回目(1月10日):「外構工事編、家具・建具造作編」
第10回目(2月14日):←次回はこちら★「完成編」
参加ご希望の方は、info@k-forum.jp (←コピペでお願いします)までご連絡ください。
開催日数日前にZoomURLをE-Mailでご連絡します。
会員企業様からの参加は無料、一般の方は3,000円/回を予定しています。
【4】スタッフコラム
(事務局 吉井)
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先日、カップ麺を作っているときに、ふと「あれ、これAIが作った文章みたいだな…」と思いました。
なに言ってんだこいつ?って話ですよねほら、お湯を入れたら もう人間がすることない じゃないですか?
3分待つだけ。出来上がったら食べるだけ。
これ、最近の AI時代の仕事の流れ に似てません?
例えば、今話題になってる ChatGPTとかのAIツール。
「こんな文章書いて」って指示したら、AIがバーっと書いてくれる。
人間は「なるほど」「もうちょい修正して」くらい。
まさに お湯を入れたら終わりのカップ麺方式。
でも、ここで気づくんですよ。カップ麺にも 「ちょい足しアレンジ」 で激
ウマに変化する裏技があるように、AIの文章にも 「人間の味付け」 が必要だってことに。
例えば、カップ麺に 粉チーズ 入れたら濃厚になったり、
ごま油 垂らしたら香ばしくなったりしますよね?
AIの文章も同じで、「ちょっとした人間のひと工夫」 があるだけで、グッと味が変わる。
AIがどれだけ発展しても、最後に仕上げるのは 「人の手」 なんだなぁと。
まぁ、それに気づいたところで 目の前のカップ麺は変わらない んですけどね。
普通に食べました。うまかったです。
(結論)AI時代も、人の「ちょい足し」が大事!
ちなみにこの文章はAIに頼んで作りました。
ね、カップ麺でしょ?
■編集後記
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最近、ずっと通ってこなかった「侯爵令嬢系」のアニメを3シリーズほど見てみた。主人公の侯爵令嬢は行動力があり、次に何をするか分からないタイプで、恋愛相手は必ずクール系の無口系。髪色は青っぽい紫っぽい紺色で、声優は梅原さん率が高め。主人公の侯爵令嬢は王子様から見ても「おもしろい女
系」。侯爵令嬢モノも、だんだん「あるある」になってきたんだな~と思う今日このごろ。
(峰)
★次回配信日 2月18日(火) 11:00予定★
【K-Forumニュースは、(一社)工務店フォーラムの代表理事から事務局スタッフまで、お伝えしたい事や最新ニュースを<隔週火曜日に>お届けしています。】
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