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工務店フォーラムニュース━━━━━━
『 みんなの工務店 技術と未来 』
K-Forum ニュース No.198 (2025/7/22号)
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目次_/_/_/_/_/
1.高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
住まいに関わるホットな話題を、高口代表(早稲田大学 創造理工学部建築学科教授)が解説
第133回は「専門は何か?」です。
2.スタッフコラム
皆木理事
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【1】高口教授の連載コラム
「住まいのいろは」
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第133回は「専門は何か?」です。
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先日、工務店フォーラム関係者との懇親会で、高口の専門は何か? という話題に。要はよく分からないという話らしい。
それらしい専門はある。のですが、お前の専門は何だ? というのは時々ある質問で、この10年くらいは「その他」ですと答えています。その心は、現在は分野として成立していないこと、他の人がやっていないこと、分野横断的でよく分からないこと、建築の幅、分野をさらに広げられそうなこと、をテーマとして選んでいるということです。なので温熱環境とかは沢山専門の方がいるのであまり関心がない。
例えば最近の関心事はEVの普及が建築や都市をどう変えるかを考えることで、脱炭素やレジリンス強化の観点から、建築とEVがどう連携できるかを研究しています。住宅でいえば排ガスがでないEVならガレージを居室化できるよね、みたいな。具体的には建物とEVを一体化して運用すれば何かできるのか? を研究していますが、電気自動車をやっている人は住宅のエネルギー事情を知らず、住宅の人はEVにはあまり関心がないので、両方をつなげれば面白いことができるはず、と何となくは分かってても、概念以上には議論が進んでおらず、具体的にどれくらい良いことがあるのかを計算したりしています。「その他」もずっと続けていると、それなりに形になるものもあり、森と木造建築の循環経済、東南アジアの住環境、建築における環境コミュニケーションなどが、その他から育って専門だろうと周り思われだしているテーマでしょう
か。
これを聞いても?????となってしまう方は、ぜひ一度お呼び頂ければと思います。
【2】スタッフコラム
(皆木理事)
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『住宅の構造計算義務化』
2025年以降住宅全般に構造計算が義務化されました。
ここで考えたいのは構造重視かデザイン重視かです。
断熱性能や機密性能また強度が上がりコストが下がりメンテが楽になり長持ちするのは構造重視の建物です。
矩形の家とL型、凹凸プランの住宅を比べると同じ面積でも構造材の材積が減り外装材、内装材もロスが少なくて済み、施工手間と時間が減らせますし、雨漏り等のリスクも軽減されます。
ただし敷地に合わせたプランが難しいとか見た目の面白みがない住宅になってしまします。
デザイン重視の住宅は全く逆で、大スパンの間取りや大開口が取れ面白い設計はできますが構造に費用が掛かりますし、施工コストも上がります。
施主の要望と予算を考えて設計するのが建築士の腕の見せ所だと思います。
■編集後記
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今回は久しぶりにラーメンの話を。暑い日に食べるアツアツのラーメン、皆さんはお好きですか?私はこの時期、特に辛いラーメンをおすすめしています。汗をかくことで体温調節ができるうえ、塩分補給にもぴったり。水分は意識して摂るけれど、塩分はつい忘れがちですよね。熱中症対策は、水分と塩分のバランスが大切。体調管理も兼ねて、ぜひ一杯いかがでしょうか。くれぐれも食後の水分補給もお忘れなく!
(飯山)
★次回配信日 8月5日(火) 11:00予定★
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